私の人生今までとても苦しいものだった。

幼稚園の時から習い事たくさんして、小学校では母からの要求に応えるため常軌を逸した量の勉強をして中学受験に成功して、勉強が大嫌いになってふらふらと中高過ごして浪人して、ルートから外れないためまた頭がぼーっとするまで勉強して倍率20倍くらいの大学に受かって、6年間真面目に勉強してやっと資格を手に入れた。

楽しいことなんて何も知らなかった。

というよりも楽しいことを超える辛さをいつも感じて生きてた。

母親との関係が異常だったことがすべての原因だったって気づいて、色々終わらせることにした。 

卒業式では母親の希望を叶えて、無事国試に合格し、今一緒に旅行に来てる。

一回完全に離れてみて、許せる時が来るまで近づかない。

あなたに言われた通り、私はもう外に目を向けます。


昨日は中高の友達と恋愛相談をしていたはずが、いつのまにか特殊な女子校に6年も通っていたせいで何も得るものはなかったどころかハンデを背負っちゃったよね、っていういつもの話に終結してしまった。
2ヶ月くらい前に自分の人生の全てが嫌になって親とバトルしたっていう話をしたら、全然嫌になるような人生じゃないと思うよって言われて救われた。
私の経歴、親だったらペラペラ自慢して回るだろうなと思うし実際父も母もそうしてる。
でもずっと辛くて楽しくなくて、それは何一つ自分で選んでこなかったからだって気づいて、でもやり直せないしものすごく辛かったけど、同じような、というか友達の方が全然すごいけどそういう人生送ってる友達にそう言ってもらえたのはすごくよかった。
人と話すのは大事だなって最近すごく思う。

高校と大学の前半でたくさん映画を観たから特別好きなのをあげてみる。

だんだん忙しくなってきて映画もすっかり観なくなくってしまった。


天国の口、永遠の楽園/大学3年の夏

観たあとは好きだな、くらいだったけど年を追うごとにじわじわ好きになる。年々もう何にでもなれるわけじゃないことを実感してきてるからかな。でも昔よりも自由になった気はする。


マイ・プライベート・アイダホ/高校2年の夏

キアヌとリヴァーとガス・ヴァン・サント。それだけで完璧。焚き火のシーンが大好き。


マイ・マザー/大学1年の冬

あのたしかnoir desirっていうタイトルの曲が流れるペンキまみれになるシーンが好き。一時期狂ったようにあの曲を聴いてた。嫌なことがあった時は特に。母親との関係って難しいよね。あとこのころのドランほんとうに綺麗。今は自分の監督作品に出なくなっちゃってさみしい。わたしはロランスも一瞬だったけど目を奪う存在感があるからまた出て欲しいな。


この森で、天使はバスを降りた/高校2年の夏

ひたすら綺麗な物語だったなって思う。アメリカの田舎ちょっと行ってみたい。


虹の女神/中学3年の冬

高級ホテルでひとりで深夜にやってたのを観た。ずっと心に残ってる1本。


青い春/高校3年の夏

これも観た時衝撃だったな。私は自分で言うのもなんだけどとてもレベルの高い高校に通っていて、でもこの先に幸せがあるとは思えないとても息苦しい毎日を送っていて、何にも縛られない人たちが羨ましいと思っていたけど、正反対の人たちにも焦燥感というか閉塞感というか、そういうのがあるんだなって思った作品。


おとぎ話みたい/大学5年の夏

先生のことが大好きだった時期があるからラスト泣ける。山戸結希監督には少女七竃と七人の可愛そうな大人、初期の江國香織作品、持田あきの昔の失恋ものの短編、東村アキコが昔少し書いてたえびす銀座天国とかの短編もの、あたり映像化して欲しいって思ってる。


ブエノスアイレス/大学2年の春

こんな風に人を好きになってみたい。


ウォールフラワー/大学1年の冬

壁際の人間だからこういう話が好きです。エズラミラーみたいなお兄ちゃん欲しかったなってすごい思った。


早春/

色味とか雰囲気とか、その辺が好きだった作品。


リンダリンダリンダ/

大好き。中2のとき友達と誰も来ない補習室のベランダでブルーハーツ歌ってたの思い出す。こういう青春を送った人とは完全に断絶されてる気がして好きになった人の高校時代の話とか聞いたり想像したりするとひとりで悲しくなってしまう。2年くらい前テアトル新宿にひとりで観に行ってひとりでちょっとだけ泣いた。


エレファント/高校2年の冬

この作品に心を撃ち抜かれて映画の世界に引きずり込まれた気がする。映画はただの娯楽じゃないって思った。キャッチコピーを覚えてるのはこの作品と君の名前で僕を呼んでだけ。


落下の王国/高校3年の夏

とにかく映像が綺麗で衣装も素敵。遠くに連れて行ってもらった気分になれる。


ダンケルク/大学5年の夏

何がそんなに好きだったのか説明できないんだけどたしか6回観に行った。

ほとんどセリフはなくて、表情、とくに眼差しがいいなあと思った映画。


ゴーストワールド/高校2年の夏

これを観たとき私はイーニドだって思ってずっと大好きな映画だったけど、3年くらい前かな、久々に観たらなんだかこんなだったかなって思った。私もたぶんレベッカ側になれたんだって解釈した。


花とアリス/高校1年の冬

こんな高校生活送りたかったなって。ちょっと変わってるけど。蒼井優可愛いよね。色々言われてるけど私は大好き。


グラスハープ/高校1年の冬

ターミネーター2エドワード・ファーロングにどはまりして観た映画。疲れた時に観るととてもいいと思う。T2のときより大人になった美しいエディと美しい自然。


17歳の処方箋/高校1年の夏

自由な映画。私ももっと早くこんな風に行動すれば良かった。


映画をほとんど観なくなった時期、人と結構話すようになった時期と重なってる。生きるのがどんどん辛くなってきてたとき映画に出会って、内にこもって映画の世界に助けを求めてた。たぶん。

今は必要ないのかもしれない。音楽もほとんど聴かなくなった。


一番好きだったものが過去になりつつあるけど、これも大人になったっていうことかな

こうやってみんな好きだった大事なものを忘れて現実を生きていくのかな

もう触れていてもときめきじゃなくて懐かしさと悲しみを感じてしまう